スマホ電子カルテのメリットについて

カルテといえば、紙に手書きで記入するというイメージを持つ方が多いと思いますが、それ以外にもスマホ電子カルテと呼ばれているものが存在しています。これは、その名の通りスマホを利用する電子カルテであり、紙カルテとは違ういくつものメリットがあります。
その一つがコピー&ペースト、いわゆる文章のコピペができる点です。
定型文などの全く同じ文章を瞬時に記入することができるため、カルテに書き込む作業時間の大幅な短縮が可能となります。
パソコンと接続することによって、パソコン画面上に入力内容を表示できるのも、スマホ電子カルテのメリットの一つです。
紙のカルテでは多くの人間に見せる場合、順番に回していくか、もしくはホワイトボードなどに書き写す手間がありました。しかし、電子カルテの場合はパソコンの画面に表示することで、多くの医師・看護師へと瞬時に情報共有できるようになったのです。
さらに、患者に症状を説明する場合にも、画面に写った内容を一緒に確認しながら行うことも可能となりました。

スマホ電子カルテには、持ち運びや保存が紙カルテよりも容易というメリットもあります。
電子カルテは紙カルテのようにかさむことがなく、いつでもどこでも持ち運んだり大量のデータを保存できるようになったのです。
データの検索やソートも簡単に行えるため、必要な情報を瞬時に目の前に表示することもできます。このため、病院内にカルテを保存しておく必要がなく、空いたスペースを有効活用することが可能となりました。
技術の進化により、医療現場の業務効率化はさらに加速することでしょう。
現場のIT化に備えて、いち早くスマホ電子カルテを導入した医療機関の一例を参考に理解を深めておくとよいかもしれません。